遊戯王歴史探究 歴代の最強デッキを考える

遊戯王OCGの歴代の環境を実際にプレイし、その時点での最強デッキを考えていきます

Booster7環境 吹き荒れる大嵐

Booster7 第1期最後の環境変化

 2000年3月1日、Booster7が発売されました。Boosterシリーズの最終弾であり、第1期最後の環境変化となっています。(この後に1つパックが発売されますが、実用的なカードは含まれていません。)カードリストはこちら

大嵐

 前弾のBooster6以上に不作で、まともに使えるカードは大嵐のみといっていいでしょう。

 ハーピィの羽根帚が3枚使える環境で大嵐が使われるのか?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、サイドデッキまで含めれば3積み確定カードです。

 この環境は強欲な壺、天使の施しを発動できるかどうかが非常に重要で、そもそも先攻をとるようになったのもこれらを確実に発動できるからです。そして、後攻のプレイヤーは神の宣告、マジック・ジャマーを乗り越える必要がありますが、これに有効なのが羽根帚、大嵐です。

 では、メインから合わせて6積みすればいいのかというと、それは違います。羽根帚、大嵐は先攻1ターン目には全く役に立たないカードであるため、積みすぎは事故に繋がります。それよりも、先攻なら罠にスロットを回した方が賢明です。反対に、後攻では宣告やジャマーは既に打ち時を逃している可能性が高く、羽根帚、大嵐の方が有効です。

 このように、大嵐は後攻時に罠カードと入れ替えるという運用が主となります。

 

環境解説

 先攻後攻格差が改善されました。そうはいっても、特にエクゾディアは圧倒的に先攻が強いため、先攻ゲー自体は続いています。

 もう一つ注目すべき点としては、グッドスタッフミラーでガバ伏せによるハンデスケアのリスクが高まったことです。これまでは無効系が1枚あれば安心でしたが、大嵐まで加わると、ハンデスはケアできてもリソースを軒並み失うという自体になりかねません。